糸島で何する?どこに行く?いくらかかる?
糸島には自然や美しい景色など、アウトドアを楽しめるコンテンツに溢れています。福岡のにぎやかな都市部から車でわずか40分の場所に、白砂のビーチが広がり、点在する漁港には人々の暮らしが息づき、よく手入れされた田畑や、美しい海岸線を眺められる低山があります。こんなチャーミングなエリア・糸島は、自転車でゆっくり巡るのに最適な場所です。
マイ自転車はなくても大丈夫。レンタサイクルのサービスも増えてきました。
今回、私たちItoshima Nowは、糸島にある8カ所のレンタルスポットを訪れ、オーナーやサービススタッフと話し、自転車の写真を撮って最新の情報を集めてきました。Specialized(スペシャライズド)のハイスペックなEバイクや、TREK(トレック)のクロスバイク、便利で安定しているカゴ付きママチャリ、二人乗りのタンデムバイクまで、自転車にもいろいろな種類があるので、目的にあったオプションを見つけて、お目当てのレンタサイクルショップに行くことをお勧めします。まずは、この自転車やロケーション選びが糸島を自転車で楽しむ、ファーストステップです。
なぜわざわざ自転車で糸島?
もはやサイクリングは移動手段だけでなく、移動そのものを楽しむツールです。好きなところで停まり写真も撮れるし、休憩もできます。新鮮な空気を感じながら、バスや車が通れない裏道だってスイスイ!コース通りにサイクリングするのもいいし、気の向くまま自転車を漕いでも、同じ道を戻れば迷子にもならないから安心して!
アクティブでリフレッシュできるベストな方法、サイクリングで、糸島のいいところ探しをしてみよう!
それでは、あなたの冒険にぴったりの自転車を見つけに行きましょう!
福岡都市部から糸島に行く方法も、目指す場所によって異なります。事前に確認するとスムーズですよ!
https://itoshima-now.com/ja/about/access/
糸島でレンタサイクルを楽しむために
交通手段は事前に確認しよう
レンタサイクルのスポットと、自転車で行きたい場所は予め調べておこう。一部のレンタルショップは、電車やバスでスムーズにアクセスできる場所と、そこに行くまでに時間がかかる場所があります。
事前予約
秋や春の行楽シーズン、かき小屋の営業シーズンなどは糸島観光の繁忙期。レンタル用の自転車がすでに出払っている場合も多いので、できるだけ予約をして出かけよう。雨天時など含めたそれぞれのキャンセルポリシーを確認し、必要な場合は早めに連絡しよう。
自転車のサイズ
身長180cm以上の場合は、ほとんどのレンタル自転車を小さく感じるかもしれません。快適にサイクリングするためにも、サイズやフレームの調整有無も含め、対応してくれるレンタサイクルショップを探そう。
交通ルール遵守
日本の自転車ルールを知っているつもりでも、改めて確認しておこう。糸島では、自転車専用レーンはほぼなく、自動車と道路を共有する場所がほとんどです。基本的には、自転車も自動車もバスもトラックも、同じ車両として同じルールに従う必要があります。安全運転を心がけてください。
天候に備える
天候は急に変わることがあります。万が一に備え、レインコートなどの雨具を持っておくと安心です。
現金も持参
クレジットカードや決済アプリを利用できる場所もありますが、田舎では現金での取引が一般的です。
水分補給
気がつかないうちに水分は不足します。水筒など、水分補給できるものを持参しましょう。
飲酒運転はしない
自転車も飲酒すると運転できません。日本の法律では自転車の飲酒運転は厳しく禁止されています。
ヘルメット着用
ヘルメット着用は努力義務。罰金などの刑罰はありませんが、安全のために着用を強くお勧めします。
営業時間を確認
ほとんどのレンタルショップは24時間営業ではありません。夕日を見たくても夕日の前には返却しなくてはいけないレンタサイクルも多くあります。営業時間や返却時間を事前に確認しておこう。
出発前の自転車点検
ブレーキ、タイヤ、ギアの状態は、自分でも出発前に確認しよう。全てが正常に動作することをきちんと確認するのをお忘れなく!
ルート把握
出発前にルートを把握しておくと、楽しむことに集中できます。地図やナビアプリを準備しておこう。田舎部に行くほど標識は少ないので、道に迷わないように。
日焼け対策
日中に乗る場合は、日焼け止め、サングラス、つばのある帽子やヘルメットを着用して、日差しから身を守りましょう。日焼けは体力消耗にもつながりますから注意が必要です。
自転車はロックする
駐輪する際は、レンタルショップから提供されたロックを必ず使用しましょう。どんな場所でも自転車を盗まれる可能性はあります。
荷物は少なく最小限
できるかぎり荷物は少なく、必需品をコンパクトにまとめて出かけよう。荷物預かりサービスがあるショップは限られています。
基本的な日本の自転車走行ルール:
・車道を走り、左側を走行。歩道を使わざるを得ない場合は、歩行者を優先しよう。
・交差点では一時停止が原則。信号を守り、交差点に進入する際は必ず左右を確認しよう。
・夕方から自転車のライトを点灯。これは法律で義務付けられています。自分の安全のために重要です。
・並んで走行しない。サイクリングレーンが指定されていない限り、他の自転車と並んで走行するのは止めましょう。
・車との距離を十分に保つ。特に交差点を曲がる時や横断する時は、車との距離に注意しましょう。
・走行中は携帯電話、ヘッドフォンを使わない。危険であり違法です。
・手信号を使おう。他の道路利用者に曲がる方向や停止を手信号で知らせましょう。
・左折:左腕を水平に伸ばす / 右腕を水平に伸ばし肘から先を垂直に上に向ける
・右折:右腕を水平に伸ばす / 左腕を水平に伸ばし肘から先を垂直に上に向ける
糸島のレンタサイクル店一覧
1. 糸島市観光協会
2. 古川サイクル
3. ことのはレンタサイクル
4. 糸島オープンコミュニティスペースみんなの
5. seven x seven 糸島
6. アンティークビーズSHANTI
7. THALIA COFFEE
8. グローカルホテル糸島
▷Itoshima Now レンタサイクルガイド2024(Google Map)
1. 糸島市観光協会
JR筑前前原駅北口からすぐ。ロケーションも便利なこのレンタサイクルスポットは、自転車を借りるだけでなく、エリアの地図やパンフレットが豊富で、ルート計画にも便利です。スタッフも観光の知識が豊富で、ここから多くの人が二見ヶ浦がある沿岸道路に向かうか、サンセットロードを西へ進んで芥屋方面を目指します。冬季は、加布里や船越のかき小屋までのサイクリングが人気です。
糸島で最大規模のレンタサイクルでもあるこの観光協会で一番多い自転車は、ヤマハ、ブリヂストン、パナソニックといった有名ブランドの小型フレームの電動アシストモデルです。パナソニックのモデルは最新で、若干大きめのサイズなので、背が高い人も利用しやすいはず。特定ブランドやモデルを指定して予約することはできませんが、来店時に希望を伝えることが可能です。また、26インチフレームのクロスバイク(5台)は、身長180cm未満の方に快適です。
全てのレンタサイクルはヘルメット付属で、クロスバイク以外はバスケット付き。自転車のメンテナンスも良好で安心です。途中でパンクなどトラブルが発生した場合は、電話またはメールで対応してくれます。
予約はオンラインですが、日本国内で使用できる携帯電話での登録が必要です。日本の携帯電話を持つ海外の訪問者は、メールでシステム利用ができますが、身分証明のためにパスポートの写真アップロードが求められます。
施設名:糸島市観光協会
所在地:福岡県糸島市前原中央1-1-18
交通:JR筑肥線「筑前前原」駅
営業時間:9:00〜15:00(返却は17:00まで)
定休:12月29日〜1月3日
電話番号: 092-322-2098
Web:https://kanko-itoshima.jp/rental-bicycle/
自転車:電動アシスト21台、クロスバイク5台
料金:¥900(2時間)、¥1,400(4時間)、¥2,000(8時間)、延長30分¥200
予約:可(オンライン)
支払い方法:現金、クレジットカード
荷物預かり:¥500/個
外国語対応:英語
2. 古川サイクル
筑前前原駅から西に数分歩いたところにある「古川サイクル」は、地元で長く親しまれる自転車店です。近くにある糸島観光協会でのレンタル自転車が全て貸し出しになった場合など、予約なしで糸島のレンタサイクルを探す人にとって便利なショップです。
予約は受け付けていませんが、自転車専門店だけあって10台の自転車と5台のクロスバイクのメンテナンス状態は良好です。1時間でも、1日中借りても価格は同じ1,000円。
施設名:古川サイクル
所在地:福岡県糸島市前原西1-8-31
交通:JR筑肥線「筑前前原」駅
営業時間:10:00〜17:00
定休:日曜、祝日
電話番号:092-322-4635
自転車:クロスバイク5台、普通自転車10台
料金:¥1,000(最長7時間)
予約:不可
支払い方法:現金
荷物預かり:なし
外国語対応:なし
3. ことのはレンタサイクル
JR筑前前原駅北口の交番前にあるゲストハウス「ことのは」のレンタサイクルサービス。親切で英語と日本語を話す野北夫妻のもてなしは、外国人旅行者にも人気。宿泊していなくても自転車を借りることができます。
長距離を楽しみたい人に最適な自転車が揃っており、GiantやBianchiなどのブランドから、中型フレームのクロスバイク、そしての最先端の8速自転車「Free Power」も1台あります。サドルの高さは調節可能ですが、自転車は全て日本の中型フレームサイズなので、180cmを超える背が高い人は予め確認が必要です。すべての自転車には、前照灯、後部反射板、ボトルホルダー、キックスタンドが装備され、小型ウエストバッグや、パンツの裾を保護するための裾バンドの貸し出しもあります。自転車はすべて良好な状態に保たれています。
予約は電話、メール、ショートメッセージで可能で、詳細はwebサイトに掲載されています。天候や病気によるキャンセル料金は発生しないため、予定の変更にも柔軟に対応してくれます。
施設名:ことのはレンタサイクル
所在地:福岡県糸島市前原中央2-1-21
交通:JR筑肥線「筑前前原」駅
営業時間:8:30〜18:30
定休:なし
電話番号:090-7291-0767
Web:https://itoshima-guesthouse.com/bicycle-rental/
自転車:クロスバイク6台、ロードバイク1台、小型自転車1台
料金:¥2,300(10時間)
予約:可(電話、SMS、LINE、メール)
支払い方法:現金、PayPay
荷物預かり:¥300/個
外国語対応:英語
その他:オリジナルマップ有
4. 糸島オープンコミュニティスペースみんなの
ハイスペックなクロスバイクを借りるなら「糸島オープンコミュニティスペースみんなの」一択です。TREKの8台の小型フレームと7台の中型フレームが揃っています。パフォーマンス重視で、長距離を走りたい個人やグループにぴったりです。ディスクブレーキ搭載で、快適で信頼性の高いライドを求めるサイクリストの要望にも応えてくれるでしょう。
朝10時オープンなので、早い時間から走りたい人には少し残念ですが、ライド中に荷物を預けられる無料のロッカーや、クレジットカードなどの多様な支払い方法に対応、予約もwebサイトから可能です。
施設名:糸島オープンコミュニティスペースみんなの
所在地:福岡県糸島市前原中央3-4-3
交通:JR筑肥線「筑前前原」駅
営業時間:10:00〜18:30
定休:水曜
電話番号:092-332-0007
Web:https://minnano-itoshima.com/
自転車:クロスバイク15台
料金:¥1,000(1時間)、¥2,000(5時間)、¥3,000(1日)、延長1時間¥500
予約:可(オンライン、電話)
支払い方法:現金、クレジットカード、電子マネー
荷物預かり:無料
外国語対応:スタッフによる
5. seven x seven 糸島
二見ヶ浦のビーチ沿いに新しくオープンしたリゾートホテルでは、ハイスペックなスペシャライズド(Specialized)ブランドのEバイクがレンタル可能です。10台取り揃えています。フレームサイズはS(身長150~170cm)とM(身長170~190cm)の2種類。Eバイクで快適なライディングが楽しめます。すべての自転車には、高品質なSMITHブランドのヘルメット付。
Eバイクの走行可能距離は少なくとも50km。近隣の丘陵地、例えば絶景ポイントがある立石山周辺などにも楽に行くことができます。美しい場所からスタートできることが最大のメリットで、福岡都市部からここまでのアクセスも便利。ホテルの目の前に、博多バスターミナルからの高速バス「ウェストコーストライナー」の停留所があります。
施設名:seven x seven 糸島
所在地:福岡市西区西浦266
交通:昭和バス「PALM BEACH」バス停
営業時間:10:00〜18:00
定休:なし
電話番号:092-805-9030
Web:https://itorito.jp/reservation
自転車:Eバイク10台(SpecializedのS: 150-170 cm, M: 170-190 cmあり)
料金:¥3,300(2時間)、¥4,400(3時間)、¥5,500(1日)
予約:可(オンライン)
支払い方法:現金、クレジットカード、PayPay
荷物預かり:なし
外国語対応:英語(翻訳機使用)
6. アンティークビーズSHANTI
伊牟田交差点に面するアンティークビーズやジュエリーのギャラリー「アンティークビーズSHANTI」では、レンタサイクルサービスも提供しています。天神や博多とつながる昭和バスでアクセス可能なこの場所は、近隣にショップも点在し、糸島の景勝地・二見ヶ浦の夫婦岩までは15分のライドで到達できます。さらに西へ進めば、野北や芥屋のビーチにも行くことができます。夕陽が美しいサンセットロード沿いを走るにもベストなロケーションで、多くのレンタルサービスの閉店が17時であるのに対し、シャンティでは日没まで借りることができるのも嬉しいポイント。
きちんとメンテナンスされた24インチと26インチの電動アシスト付きパナソニック自転車が3台ずつ、すべての自転車にはバスケットとスマホホルダーが装備されています。また、広いツバのついた帽子のようなヘルメットも借りることができます。
オリジナルのサイクリングロードマップや、店主のマサトさんは英語、フランス出身の妻バレリーさんはフランス語での対応も可能。外国人にもやさしいスポットです。
伊牟田バス停に停車するバス路線:
1. 西浦線(九大学研都市駅〜伊都営業所)
2. 野北線(前原〜伊都営業所)
3. いと・しま号(博多バスターミナル〜伊都営業所)
4. ウエストコーストライナー(博多バスターミナル〜伊都営業所)
施設名:アンティークビーズSHANTI
所在地:福岡県糸島市志摩桜井5448-2
交通:昭和バス「伊牟田」バス停
営業時間:10:00〜日没
定休:火曜・水曜(11月〜2月)、水曜(3月〜10月)
電話番号:092-332-9218
自転車:電動アシスト6台
料金:¥1,000(2時間)、¥1,500(4時間)、¥2,000(1日)、延長1時間¥300
予約:可(電話)
支払い方法:現金
荷物預かり:¥300/個
外国語対応:英語、フランス語
その他:オリジナルマップ有
7. THALIA COFFEE
糸島で人気のコーヒーロースター&カフェ「THALIA COFFEE(タリアコーヒー)」は、サイクリストウェルカムで地域最大規模のレンタサイクルスポットとして知られています。サンセットロード沿いにある野北交差点に位置するこのカフェは、以前からロードバイクを中心に自転車愛好家にも親しまれています。
ラインナップはキッズバイクやタンデム自転車、4台のマウンテンバイク(女性用2台、男性用2台)、ママチャリ、電動アシスト付きパナソニック小型自転車、そして大きめのパナソニック電動アシスト付き自転車。ヘルメットも全車についています。
自転車で糸島を散策するのに最適なスタート地点に位置し、サーフスポットとして知られる野北ビーチまでは数分、芥屋まで20分程。昭和バスの停留所の目の前なので福岡市内まで高速バスでも一本です。また、広い駐車場が店舗前にあるため、糸島まで車で行き、サイクリングを楽しむことができるのもTHALIA COFFEEならでは。サイクリングが終わったら、テラスでコーヒーを飲みながら帰りのバスを待つこともできるし、糸島土産に最適なTシャツなども販売しています。
野北バス停に停車するバス路線:
1. 野北線(前原〜伊都営業所)
2. 糸島サンセットライン(西浦〜芥屋)
3. いと・しま号(博多バスターミナル〜伊都営業所)
施設名:THALIA COFFEE
所在地:福岡県糸島市志摩野北2186-1
交通:昭和バス「野北」バス停
営業時間:10:00〜17:30(夏)、10:00〜17:00(冬)*土日祝9:00〜
定休:年末年始
電話番号:092-327-2567
Web:https://thalia-coffee.com/index.html
自転車:電動アシスト6台、マウンテンバイク4台、普通自転車4台、子ども用自転車6台、タンデム1台
料金:電動アシスト¥1,500(2時間)、¥1,800(1日) / 普通自転車¥800(2時間)、¥1,200(1日)、子ども用¥500(1日) / タンデム¥2,500(1日)
予約:可(電話、Instagram DM)
支払い方法:現金、PayPay
荷物預かり:無料
外国語対応:英語
8. グローカルホテル糸島
九州大学伊都キャンパス近くに2020年にオープンしたグローカルホテル糸島。全85室のモダンなホテルの館内には、カフェレストランや大浴場があります。レンタサイクルもあり、現在はパナソニックの小型電動アシスト自転車2台を借りることができます。カゴとヘルメットがついており、メンテナンスも行き届いているので、すぐに利用できます。
ホテルの宿泊客でなくても、24時間利用できるのは、糸島の中でもここだけ。夜間走行はあまりお勧めしないけれど、夕暮れ時のサンセットライドや、早朝の田園風景を楽しむ小旅行が楽しめるのは、ここならでは。ホテルのレストランはゲスト利用が可能なので、ライド前に朝食を楽しむことができます。
施設名:グローカルホテル糸島
所在地:福岡県糸島市泊844-1
交通:昭和バス「国際村前」バス停
営業時間:24時間
定休:なし
電話番号:092-332-9600
Web:https://glocal-hotel.com/news/43/
自転車:電動アシスト2台
料金:¥1,400(4時間)、¥2,000(6時間)、¥2,500(8時間)、¥3,000(12時間)、延長1時間¥500
予約:可(電話)
支払い方法:現金、PayPay、クレジットカード
荷物預かり:無料
外国語対応:英語
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